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僕はスズメ、人と暮らしています

足の不自由なスズメ の「キリン」と、初めてスズメと暮らすことになった「豆さん夫婦」の試行錯誤な日々を、スズメの目線で綴っています。

ゴーヤの花

豆さん夫婦は毎年GWの頃に、庭にプランターを持ち出してきて、ゴーヤを植えます。

実の収穫と、日よけが目的です。

ここ数年は、古い土を再利用して苗を植えていたせいか、ゴーヤがあまり実らなかったので、今年は新しい土をプランターに入れていました。

 すると…育つ育つ!

チビゴーヤもたくさんぶら下がっています。

「植物は、やっぱり土だねぇ〜。」

 

ゴーヤは雄花と雌花があって、早く咲き始めるのは雄花です。

雌花はその後で出てきます。出てきた時から、さりげなくゴーヤの形をしているので「また実がなるゾォ!」ってメーさんはワクワクするそうです。 

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          「上が雌花、下が雄花。どちらもチビ!!」

 

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       「これは雌花。花が咲く前からすでにイボイボがあるね。」

 

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            「花が咲いた雌花。」

 

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「こちらは雄花。少しでも目立つように精一杯首を伸ばして、葉っぱの上に顔を出しています」

 

雄花は花も大きくてよく目立つし、ハチさんやチョウチョさんがやってきてセッセと受粉を進めます。 

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             「実ができた!大きく育て!」 

 

雌花の軸は太くて、受粉に成功したら実に栄養をどんどん送ります。

大きな実がぶら下がっても切れることはありません。

逆に雄花の軸は花を立ち上げるだけのもので、とても細く、開花したら数日ですぐ落ちてしまいます。

実(み)はニガウリの名の如く苦いし、葉っぱもそれと同じような独特の臭いがするせいか、虫はつかないみたいです。

だけど、お花だけは優しいいい香りで、豆さん夫婦はこの匂いを嗅ぐと「夏が来たぁ〜。」と思うそうです。

実(み)は放っておくと黄色くなってオレンジ色になって、裂けて、中から赤く熟した果肉と種がボトリボトリと落ちてきます。

 

ゴーヤは植物だけど、この種子のつけ方・成長の仕方が、なんとも生々しくて、少し動物的で(考えてみれば実の形も超自然的な感じ)、ちょっとグロテスクですよね。

でも「『生きる』ってことは『グロテスク』から逃れられないものなんだろう。」なんて難しいことも、ず〜っと昔にメーさんは考えたことがあったらしい。

 

僕にとっては、今年もお庭にゴーヤの匂いがして、今がそこそこ幸せなら、それで十分だよ。