「田のかんさぁ」は「田の神様」と書きます。
田んぼを守る神様で、旧薩摩藩だった土地に、今でもたくさん祀られています。
お地蔵さんとか道祖神と違うところは、多くの田のかんさぁが笠をかぶり、おしゃもじやお茶碗や杵を持っていることです。
そして、田んぼを見下ろす場所や田んぼの中に祀られていることが多いです。
五穀豊穣の神様ですね。
田んぼの畦に2体並んで、にこやかに立っています。
こちらは田んぼを見渡せる、広場の片隅に立っていた、結構大きな田のかんさぁです。
女の人みたいですね。
ちゃんとお参りしてる人がいるんだよ。
雨の日も雪の日も、ここで田んぼを見渡して、豊作を願っているんですね。
いい表情ですね!
今年も豊作間違いなし!
田んぼが荒れ果てて、藪になってしまったようなところでは、うっちゃられている田のかんさぁもいますが、多くの地区で今も田のかんさぁは大切に守られています。
豆さん夫婦は、田のかんさぁを大切にしている地域の皆さんに心の中でお断りして、お邪魔にならないように、チョコッと写真を撮っています。