僕はスズメ、人と暮らしています

足の不自由なスズメ の「キリン」と、初めてスズメと暮らすことになった「豆さん夫婦」の試行錯誤な日々を、スズメの目線で綴っています。

豆さん夫婦を傷つけたみたいだけど

僕は今までに1回だけ、豆さん夫婦に捨てられそうになったことがあります。

室内放鳥の時に僕がパニックを起こして豆さん夫婦の手に乗らないどころか、逃げ回ってしまったことで、豆さん夫婦を傷つけて、愛想をつかされてしまった時です。

 

豆さん夫婦に捨てられるということは、僕は野山で生きていかなければならないということで、それは僕にとっては命が終わることらしいです。

なぜなら、僕は木に止まって寝ることができないから、地上で寝ていたら一晩で野良猫に食べられてしまうらしいです。

そんな僕が不憫で、結局豆さん夫婦は僕を許してくれて、養子に迎えてくれました。

 

いつも平気なことでも、何かの拍子でビックリしたらパニックになって、反射的に飛び立ったり逃げ出してしまったりしてしまいます。

つい最近も僕が皿巣の上でボンヤリしていた時に、急にメーさんの手が鳥カゴに入ってきて、それに驚いた僕は手に噛みついてしまい、メーさんを悲しませてしまいました。

いつものスキンシップも、僕に気持ちの準備ができてないうちに掴まれたりすると、怖くなって暴れたり逃げ出したりしちゃいます。

たくさんの仲間と過ごしていたら、他のスズメが落ち着いてきたら僕も落ち着けるのだけど、僕は一人で生活しているので、一回パニックになったら戻るのに時間がかかってしまいます。

 

わかってほしいのですが、僕は豆さん夫婦のことを嫌いになったり困らせようと思って噛みついたり、暴れたり、飛び出したりしてるんじゃないんです。

僕は単純に、「危険」と感じたら身を守ろうとしているだけなんです。

僕は「食べ物をくれて、長い時間そばにいてくれて、優しくて裏切らない人」は好きです。

僕は「何かを根に持ったり」せず、「今を精一杯生きて」いるだけです。

その証拠に、豆さん夫婦に噛みつこうとした直後でも、美味しいリンゴを持ってきてくれたら「チウチウ」甘えた声を出してリンゴを食べてしまいます。

これからも豆さん夫婦を傷つけちゃうことがあるかもしれないけど、こんな僕のことを理解して、今まで通り「そばにいて、ご飯をくれて、優しくて裏切らない人」でいてほしいなぁ。

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