僕はスズメ、人と暮らしています

足の不自由なスズメ の「キリン」と、スズメと初めて暮らすことになった豆さん夫婦の試行錯誤な6年11ヶ月の日々を、スズメの「キリン」が語るブログです

キリンが来た頃、鳥カゴ暮らしになるまで

キリンと暮らした6年11ヶ月で撮ったキリンの写真や動画は、2万枚ほどあると思います。

ピントがボケていたりして公開できなかった写真を、思い出と一緒に少しずつUPしていこうと思います。

 

お付き合いいただけたら嬉しいです。

 

2015年6月5日、我が家に来て10日以上経って、初めて撮った写真です。

巣立ち雛にも少し早いような、幼さ!

写真を撮り始めたのは、自然放鳥は無理だろうと覚悟を決めたからです。

足は全く物を掴めないままでした...

 

こんな小さな体で家族と引き離され、化け物のような大きさの人間と暮らすようになってしまい、さぞ恐ろしかっただろうと思いますが、彼は(彼女は)生きることに貪欲で、大声で餌をねだり、モリモリ食べました。

 

スズメの家族は毎日隣の屋根の上にお迎えに来ていましたが、放鳥を諦めてしばらくは、私たちだけを見せて暮らしました。

私たちが家族になる儀式のような期間でした。

 

2015年6月6日の写真。

「鳥カゴにはフン切り網を置くもの!」という固定観念があって、通常仕様の鳥カゴ暮らしを強要していました。

「ある日突然止まり木に止まれるかもしれない!」と思って、南天の止まり木も入れてあります。

網の上を歩けなくて、いつもバタバタして、疲れ果てていました。

止まり木にも止まりたかったと思いますが、いつもずり落ちていました。

ご飯はさし餌がメインでしたが、自食のフリもするようになっていたので、ゆで卵を入れています。

 

2015年6月26日、27日、30日の写真。

この頃は室内放鳥していました。

お気に入りはココ「ビーストの仮面の上」

 

放鳥時のご飯場所...もう自食できるよ...(+^v^+)

タオルを敷いたらホッピングしてスズメらしく伸び伸び過ごせるようになりました。

私の手の上に乗って、腕に登って遊んでいました。

 

 

2週間くらい毎日の放鳥を楽しく過ごしていたのですが、好奇心旺盛で日に日に行動範囲が広くなり、ある日、窓と障子の隙間にはまって出られなくなりパニック。

その日は鳥カゴに戻すことができず、放鳥部屋で過ごした夜、本棚の後ろに落ちてしまいました。

翌朝見つけた時は翼を広げた状態で本棚の後ろに挟まっていて、もがくたびに下に落ちていくような状態。

目をギラつかせてこちらを見上げていたのを思い出します。

本棚を動かしたら飛び出してきて、それからは完全な「カゴの鳥暮らし」になりました。