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僕はスズメ、人と暮らしています

足の不自由なスズメ の「キリン」と、初めてスズメと暮らすことになった「豆さん夫婦」の試行錯誤な日々を、スズメの目線で綴っています。

スズメの絆

外では「チッ、チョッ、」というスズメの声が響いています。

こずえの上、電線の上で、子スズメと親スズメが水入らずでおしゃべりしているようです。

 餌が欲しい時、子スズメはまん丸の瞳で親を見つめて、翼を下げてプルプル振るわせます。

そしたら親スズメは餌をあげる…と、メーさんはずっと思っていました…。

 

昨日はそれとは違う光景を見たので、慌てて僕のところに質問に来ました。

「いま庭に来てたスズメは、子スズメの兄弟だったのに、翼をプルプルさせて餌のおねだりして、実際に食べさせてあげてたよ!兄弟同士でもそんな事するの⁈」

残念ながら、僕には答えられなかった。

だって僕は、スズメの両親からご飯をもらった記憶も薄らいでしまってるし、巣から落ちてからはスズメの兄弟とはほとんど話もしていないからね。

 

昔を思い出してみると、僕は豆さん夫婦に拾われてゆで卵をもらって命をつないだけど、数日間は「ただ空腹を満たしているだけだったなぁ」と思います。

数日経って「この人達は怖い人じゃなくて、甘えたらご飯をくれる家族なんだ。」って分かってからは、豆さん夫婦がゆで卵が入ったコップを持って僕のそばに来たら、翼をプルプルさせる「おねだりのポーズ」を見せるようになったと思う。

これが多分、豆さん夫婦と初めて結んだ信頼の絆だと思います。

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スズメにもそれぞれ性格があるそうで、僕は好奇心旺盛で、比較的順応性も高い「ちゃっかり者」のスズメみたいです。

他のスズメさんのことはわからないけど、目も開いて翼も生えて、あと数日でちゃんと巣立ちできるくらいまで成長したスズメが、今では鳥カゴの中で生活し、人間を家族と思い、人間に甘えて、人間の手の中でお昼寝しているっていうのは、結構凄いことなんじゃないかと思う。