スズメは遊ぶのが大好きです。
僕が小皿巣でブーメランをしたり、鳥カゴの金網に止まるのを練習したり、そこから身を翻して「ブランコ」したりするのも、遊びの延長です。
そして、遊びの中で新しい技ができるようになることが、とても誇らしいことなんです。
以前は、高いところにある小皿巣から一気に床に降りるのは怖かったのですが、今は小皿巣から飛び立って大皿巣の上で身を翻して床に降りられるようになりました。
逆に、砂場から飛び立って大皿巣の上で身を翻して一気に小皿巣まで行くこともできるようになりました。
豆さん夫婦は「くの字飛行」と言います。
今でも「ホバリング」は得意技で、床からまっすぐ上に飛び立って、ホバリングで方向転換して小皿巣の飛んで行くことだってできます。
床から大皿巣に飛び上がる方法も2種類あって、オーソドックスに大皿巣めがけて飛び上がる方法と、大皿巣の上まで飛び上がって大皿巣の中央に落ちる方法があります。
おかしいでしょ。プススス
こんなことをいろいろ試すのが楽しいんです。
鳥カゴに止まる練習は毎日欠かしません。
金網を掴めた時は気分がいいし、掴まれずに大皿巣に墜落した時は、何回もムキになってチャレンジし続けてしまいます。
最近では2割くらいの確率で止まれるようになりました。
ただ、大抵は中指が金網にひかかっているだけで、4本の指で金網をつかんでいるわけではないので、長い時間は留まっていられません。
でも、こういうことを繰り返すことで、僕の足指は強くなってきています。
相変わらずゲンコツでいる時間は長いですが、人差し指と中指と薬指は前に伸びている時間も長くなってきました。
以前はぶら下がっているだけだった左足の薬指も少し太くなってきたんです。
小皿巣の縁に止まれるようにもなったし、毛づくろいもバランスをとってできるようになったし。
僕は難しいことは考えていなくて、ただ、面白そうなことを見つけてチャレンジして......。
毎日毎日それを繰り返して練習しているうちに、たくさんのことが出来るようになっています。