今日は、お向かいに住んでいるワンちゃん「シロ」の紹介をさせてください。
以前に紹介した「愛されなかったクロ」と、年齢も、犬種(日本犬系の雑種)も、完全な外犬であることも、犬小屋がある場所(玄関の脇)も、ご本人は番犬のつもりでいてよく吠えることもよく似ていますが、シロは愛されています。
毎朝ゆっくり30分はお散歩に連れて行ってもらっています。
夕方は15分ほどお散歩に出かけています。
暑い夏には犬小屋に日よけがかけられ、寒い冬には毛布がかけられます。
犬小屋が置いてある近くで、お父さんやお母さんはお掃除したり、お花に水をやったり、ゴルフのスウィングをしたりすると、シロは犬小屋から出てきてウロウロしています。
シロがお腹をこわして犬小屋のそばで粗相をしてしまうと、お父さんは「お前は、また何か変なものでも食べたのか!?」と注意していますが、シロは声をかけてもらって嬉しそうです。
お父さんが仕事から戻ってきても大喜び、お母さんがお買い物から戻ってきても大喜び、息子さんがやってきても大喜び、シロは家族が大好きです。
一人で犬小屋付近をブラブラしているときには、尻尾は垂れて腰は曲がってヨロヨロしているんですが、お散歩に行くときは背筋も伸びて尻尾もプリプリしています。
シロは、飼い主さん家族に愛されて大事にされているので、我慢することもできるワンちゃんです。
親戚の小学生の女の子が遊びに来て、シロの両手を持ち上げてもシロは吠えず騒がず、少し困った顔をしながらジッと我慢しています。
おヘソを上にして抱き上げられても、吠えず騒がず、少し困った顔をしながらジッと身を委ねています。
その姿を見て、僕は考えました。
誰かに愛されて大事にされると、信頼が生まれて、人に対して我慢できるようになったり、身を委ねられるようになったり、寛容になったり出来るものなんでしょうね。
僕と豆さん夫婦の間にも、信頼の絆が生まれつつあります。