足指が丸まっているのですぐに爪が伸びてしまう僕は、初めは三週間ごとに病院に行って爪を切ってもらっていました。
豆さん夫婦は旅行するのが趣味なので、僕は病院ホテルに泊まっている間に爪を切ってもらうこともありました。
でも一度、豆さん夫婦が僕を迎えに来てくれたら僕は左足を深爪されてしまっていて、止血剤(犬猫の止血剤らしいです。)で足が真っ黄色になっていたことがあって、それからメーさんは自分で僕の爪を切ることに決めたんだって。
小鳥の爪切りは工具のニッパーでも大丈夫らしいです。
最初メーさんは人間用の止血剤を用意していたけど、僕が自分の足を噛んだり舐めたりするので、口に入っても大丈夫なように片栗粉で止血してくれるようになりました。
と言っても、メーさんは恐る恐る僕の爪を切るから、今までで1回しか血が出たことはないんだ。
小鳥さんの爪はどのくらい切るのが適正なのか?
以前、鳥の医学書を見せてくれて説明してくれたお医者さんの話を聞いた時は、僕の足ならどのくらい切ったらいいのかよくわからなかったらしいし、他の病院では「伸びたからちょっと切って…、というのよりも、一度にすごく短くしたほうが、爪の中の血管も短くなるからいいんですよ。」と言うお医者さんもいて、メーさんは考え込んでしまいました。
でも、その病院で両足の爪8本を、犬猫の爪みたいに短く切られた時は、僕は2日間くらい餌を食べるとき以外は皿巣に乗って膨らんでいて、シードを食べる時も足は羽毛の中に仕舞って腹這いのまま食べていたんです。
メーさんは「鳥さんが枝に止まっている姿を想像して、不自然じゃないくらいの短さ」をイメージして「頻繁に少しずつ」切るようにしてくれています。
「少し見にくいですが、僕はこっちを向いて目を閉じています。少し見えているほっぺたの黒羽根は右のほっぺです。メーさんは親指と薬指で僕の右足をつかんで、爪を切ろうとしています。僕の左足はメーさんの親指と人差し指の間から出てるね。」
爪を切られる時は、僕はやっぱり暴れちゃうけど、最近はメーさんも慣れてきたので、僕が暴れても体が動かないくらいしっかり僕を抱きしめてくれていて、その方が僕も安心です。
爪切りは痛くないけど「パチン!」って言う音にビックリしちゃうんです。
メーさんは爪切りの間も「チュンチュン」言って僕を励ましてくれているんだよ。