朝マーさんが外に出ると、玄関でヒヨドリがうずくまっていたそうです。
今の家に引っ越してから10年ですが、この玄関先には弱った「ウグイス」「僕」、そして今回の「ヒヨドリ」と、逃げ込んできた野鳥は3羽めです。
豆さん夫婦はすぐにタオルで包んで捕まえて、保護しました。
昨日の夜は冷えたので、寒さと空腹で弱っているだけなら、温めて果物でも食べさせてあげたらすぐに元気に飛んでいけるハズ!、と思ったようです。
これは、去年の5月に僕が使っていた箱です!
ヒヨドリさんだと箱が小さいね。
箱の下には、メーさんが買ってくれた僕用のアンカが置いてあります。
落ち着くまで蓋をして暗くしています。
ヒヨドリさんは、今年生まれたばかりみたいで、クチバシの横がまだ黄色かったです。
換羽の真っ只中みたいで、長い尾羽は2本だけ、頭はハゲッチョロケで新しい羽根がツンツンと出てきているところでした。
クチバシの先にスポイドで水を垂らして様子を見ました....。
飲んだかなぁ????
箱に蓋をして、様子を見ます......
......全く動いている音が聞こえてこないのでメーさんは、ヒヨドリさんを持ち上げて、強制的にクチバシを開けて、ハチミツ水を飲ませました。
これで元気になるかなぁ....メーさんは様子を見つつ、いつも僕がお世話になっている動物病院にヒヨドリさんを連れて行きました。
どこかケガをしているかもしれないし、寄生虫や病気を持っていたら感染るといけないので、どんな場合も必ず病院で診てもらったほうがいいですからね。
さて、動物病院では体重測定をして、検便をして、全身状態を見て.....
このヒヨドリさんには点滴(背中に注射を打たれました)と、目薬の処置がありました。
先生「完全に栄養不足です。弱ってますね。カラスか何かに襲われて右の翼と右胸と左足に外傷があって、頚椎の具合が良くないみたいです。首はなんとか支えられているみたいですが、嚥下ができないかもしれないし、栄養が足りてきたら元に戻るかもしれないので、毎日点滴に来てください。持ちこたえられればいいですが、もしかしたら今日明日の命かもしれません。」
メー「わかりました。命があれば、明日また伺います。」
そして........................明日の通院は、なくなりました。
自然は厳しいですね。
僕はまた、今の自分が不自由なのか、幸せなのか、考えさせられました。
ヒヨドリさんは今は、仲間のさえずりがいつも聞こえる、豆さん夫婦の庭で安らかに眠っています。..........合掌.........