「観光して、美味しいものを食べて、温泉に入っているだけではアカンやろ〜!」と、豆さん夫婦は今回もフィールドワークです。
行く先の島は、島内車乗り入れ禁止の小さな島なので、駐車場に車を置いて、この船で渡ります。
ウサギさんがたくさんいます。
マーさんは、なぜかいつも動物には大人気で、この時も取り囲まれていました。
餌は持っていなくてもこの状態です。
この島のお約束は、ウサギさんには決して触ってはいけないことです。
ウサギさんは野生です。
人間には慣れていても、ペットにしてはいけません。
さて、この島は軍事基地でした。
砲台の跡です。
それだけではなく、ここでは毒ガスが作られていました。
当時の世界には「化学兵器禁止条約」というものがあったのですが、開発保有は合法だったので(日本はその条約を批准していなかった)、毒ガスを作り続けていたのです。
そして毒ガス兵器の一部は、現在も未処理のまま、大陸に眠っているそうです!
www....一人の日本人として心が傷む....このままでいいのか.......。
これは博物館の外に置いてあった、毒ガスを作った装置の一部です。
こういう軍事機密の島だったので、ここは地図から消されたことがある島なのです。
こちらは毒ガス格納庫です。
今はもちろん、ここの毒ガスは処理されていますが、その処理の際にも事故が起きて、何人もの方が被害に遭われたそうです。
今回は心が苦しくなるような歴史の紹介でした。
そして忘れてはいけないことは、今も化学兵器が作られて、使われて、たくさんの人が亡くなる戦闘が行なわれている地域があるんだ、ってことですね。
なぜ、人は殺しあうんでしょうね.....
最後に:
この広場の穴は、ウサギさんたちが寛ぐために自分たちで掘ったものです。
小さい写真ですが、木陰で白く伸びているウサギさん達がいますね。
ここで売られている「ウサギの餌」を持って外に行くと、向こうの方からも、まさしく脱兎のごとく、ウサギが集まってきて、すごいことになります.....子ウサギもいて、本当に可愛いんですよ。
毒ガスを作っていた頃は、別の理由でこの島に放たれていたウサギさん達ですが、今はここを楽園として、自由に幸せを満喫しているようです。
(「ウサギが増えすぎて困る」という話も出てきそうなくらい、ウサギだらけです。)