僕が細くなって、必死で首を伸ばして外を見ようとしていた様子を見て、豆さん夫婦は「キリン」と呼びます。
皿巣の上で、羽根を膨らませて寛いでいる姿を見て「団子」とか「饅頭」と呼びます。
寝るときに、皿巣の上でまっすぐに伸びている姿を見て「一文字」と呼びます。
本当に寛いで「一文字」になると、僕のちっぽけな身体は皿巣座布団と一体化してしまい、豆さん夫婦は僕がどこにいるか分からなくなる時があります。
そんな時は「カメレオン」と呼びます。
最近はまた一文字に新しい呼び名が加わりました。
「スズメ寿司」または「スズメにぎり」
「キリン団子が出来てる。」
「キリンは大皿でカメレオンになってる。」
「このにぎりは小さいから、一貫40円くらいかなぁ?」
僕は何者?
愛が在るゆえの、イジメでしょうか。