これから僕は時々、豆さん夫婦が今までに行った旅の紹介をしようと思います。
豆さん夫婦は、心の底から僕と一緒にいろんなところを旅行したいと思っているんだよ。
でも僕はこんなに怖がりだし、環境が変わったり、急に気温が変わったりしたら死んじゃうかもしれないから、いつも病院ホテルでお留守番してて、後で話を聞くだけです。
いろんな所に行って、いろんな景色を見て、いろんな匂いをかいで(僕はほとんど匂いはわからないけど)、いろんな空気を吸ってみたいような気はするけど…、それより静かなところで暮らす方が僕の望みかもね。
一乗谷朝倉氏遺跡は復原町並も興味深かったけど、一乗谷川沿いの一帯が公園になっていたり、遺跡が保存されていたりしてとても美しかったそうです。
ちょうどお昼時だったので、校外学習で来ていたらしい小学生が、大きな樹の下に陣取ってお弁当を食べていました。ほのぼの…
昔、テレビのCMで流れていた「この木なんの木気になる木…」みたいな木でした。
丸岡城は、「日本一短い手紙『一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ』」で有名なお城です。
石垣も綺麗でした。
お城の入り口も、こーんなに急な石段でしたが、
中の階段はもっと急で、
メーさんは卒倒しそうでした。
「昔の人は、甲冑を身にまとって、この階段を上がったり下がったりしてたなんて、すごい運動能力(身体操作能力)だったんだね。」と豆さん夫婦はうなっていました。
この階段を降りる時、メーさんは階段にお尻をつけながら、本当に一段ずつ降りてきたそうです。
プフフフ、本当にお婆さんみたいだね。
豆さん夫婦は歴史あるものが大好きです。