今日は少しグロテスクなお話です。
可愛い姿をしていますが、僕も生きるために殺生をしています。
さて、メーさんは結構ケチです。いや、節約家と言い直しましょう。あはは
僕が食べさせてもらっているのは、小さいミルワームよではなく、だいたい長さが25mm以上ある太いワームです。
小さいミルワームだと3匹くらい食べちゃうので、大きいのを1匹で済まそうというメーさんの魂胆です。
買ったばかりのミルワームは小さいので(豆さん夫婦がワームを買うペットショップのワームは、20mmくらいしかないのがほとんどです)、メーさんはワームに葉っぱを食べさせて、脱皮させて、大きく育てているようです。
まるで「ヘンゼルとグレーテル」に登場する、怖い魔法使いのお婆さんみたいでしょ。
大きくなったミルワームを、毎日3匹から4匹食べますが、僕は茶色のワームは好きじゃないので、その日の気分であまり食べない時もあります。
するとわワームはサナギになってしまいます。
でも僕は、白ければサナギでもへっちゃらでムシャムシャです!
ところが、先日買ったミルワームの中に、かなり大きくなってしまったサナギが入っていたんです。
色は白っぽいのですが、もう頭の部分がはっきりしていて、昆虫の足も形が見えるような、大きいサナギでした。
さすがにメーさんは庭に捨てようかと思ったようでしたが、ピンセットでつまむと白っぽい胴体がピヨンピヨンと動いたので(昆虫のサナギは、サナギになっても外敵から身を守るためにピヨンピヨンするのがいるらしいですね、ミルワームの成虫「チャイロコメノゴミムシダマシ」もそうなのかどうかは知りませんけど.....)、「これは食べられるかもしれない!」って思って僕の目の前に置いたんです。
さすがに頭(正しくは昆虫の頭と胸)は大きくて食べられそうになかったので、メーさんは半分くらいはちぎってくれたけどね。
僕は白い色に騙されて、ムシャムシャ食べちゃった.......。と、思ったんだけど、胴体だけでも大きすぎてなかなか飲み込めず、結局胴体の皮を吐き出してしまいました。
メーさんは、僕がどんなに大きなミルワームのサナギを食べたか、マーさんに見せようと、僕が吐き出したサナギの残骸を鳥カゴの中に入れたまま取り除きもせずに隅っこに置いておいたんだ。
マーさんが戻ってきた時、鳥かごの中にはサナギの皮はもうありませんでした。
僕はいつもと同じように過ごしていたんだけど、メーさんは忙しそうにして僕に構ってくれなかったから、後からサナギの皮も食べてしまったのです。
メーさんはマーさんに皮を見せられなくてとても残念そうでした。
今から思うと、あのサナギはほとんどゴミムシダマシの大きさと姿をしていたんだなぁ、と思います。
だんだん暖かくなってきて、ワームも動きが活発です。
僕はサナギも大好きなので、これからの食事が楽しみです。
「これはサナギになったばかりのワームです。ペロリっといただきました!」