今日は、キジバトとメーさんのお話です。
メーさんが子供の頃は、周りにいるのはドバトがほとんどで、キジバトは滅多に見ることのないハトでした。
最近ではキジバトも人里近くまでやってくるようになりましたね。
図鑑によると、キジバトは「デーデーポーポー」と鳴くことになっていますが、メーさんによるとキジバトは、「ガガッ」、低い声で「ゴー」、尻上がりに「ゴアッ!」と言っていました。
もちろん、違う鳴き方をするキジバトもいて、「ゴー」、高めの声で「ギー」、低めの声で「ガガ」と鳴くキジバトもいたそうです。
さて、「ガガッゴーゴアッ」と鳴くキジバトは、よくパンくずを食べに庭に遊びに来ていました。
キジバトとスズメは友好的にパンくずを食べることができますが、ヒヨドリはキジバトが気に入らないようで、低い木の枝に止まってキジバトを睨みつけていることがありました。
キジバトも売られた喧嘩は見過ごしにできないようで、ヒヨドリが挑発的に「キーキー」鳴くと、負けずに「フィンフィン」と鳴いてヒヨドリを追っ払うのです。
「フィンフィン」鳴いているキジバトには滅多に会えないけど、時々飛びながらも「フィンフィン」言っているキジバトがいるので、皆さんもちょっと耳を傾けてみたら面白いですよ。
余談ですが、「ガガッゴーゴアッ」と鳴くキジバトさんは、メーさんの家の周辺を広く縄張りにしていたようで、頻繁に鳴き声が聞こえていました。
変なことをするのが好きなメーさんは、「ガガッゴーゴアッ」と機嫌よく繰り返し鳴いていたキジバトさんの声に応えるように「ガガッゴーゴアッ」と鳴き真似をしたことがあるそうです。
キジバトさんはびっくりして、鳴くのをやめてしばらく沈黙してしまったそうです。
メーさんも可哀想なことをしたと思ったようで、それ以降はオスの鳥さんが一生懸命鳴いている時には鳥さんの口真似はしないようにしたそうです。
「ご夫婦のキジバトさんたち、いつも一緒にやってきます。」