僕はスズメ、人と暮らしています

足の不自由なスズメ の「キリン」と、初めてスズメと暮らすことになった「豆さん夫婦」の試行錯誤な日々を、スズメの目線で綴っています。

床がタオル敷きになった日

鳥カゴのイメージは「床は底網で、下のトレーには新聞紙が敷いてあって、シードが入ったエサ箱と水飲み場がフックでかかっていて…。小鳥さんは止まり木に止まったり、金網に止まったりして過ごしている。」って、メーさんは思っていました。

 

でも初めて僕が鳥カゴに入った時(6月の初旬、多分生まれて3週間ほどの頃です)、僕が底網に足を取られて動けないのを見て、豆さん夫婦は心を痛めていました。

たまたま運良く底網に両足が引っかかったとしても、僕はバランスが取れなくてシーソーみたいに前に倒れこんだり後ろにひっくり返りそうになったりして、いつも羽根をバタバタしていたし、丸く膨らんでいることはできても一歩も足を踏み出すことはできなかったんだ。

結局、底網の上にいるほとんどの場合は底網にお腹や胸をくっつけて、両足は新聞紙の上で、それも滑るものだからいつも「カシャカシャ」音を立てていて、移動する時は羽根をバタつかせながら「パタパタ、カシャカシャ」、時々クチバシが底網にぶつかって「ビイーン」、そして底網のハードルを乗り越えていました。

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「無理してでも金網に止まって足の指を鍛えた方が、足が強くなるのではないか。」というお医者さんや豆さん夫婦の期待があったようです。

でも毎日疲れ果てていて、ある時は底網の上で死んだように寝てしまった時もありました。

(この時は、僕が死んじゃったと思って、マーさんがびっくりして、それにびっくりした僕も飛び起きたそうです。)

 

そんな状態が1ヶ月ほど続いても、僕の足は良くならないし、あまりにも僕の姿が情けなかったものだから、メーさんは底網の上にタオルを敷いてくれました。

率直に言うと、僕はご機嫌でした!

床を自由に動けるようになったんです!

皿巣に飛び上がるのも、足でジャンプできるのでとても楽に行けるようになりました!

足指が悪くたって、枝に止まれなくたって、スズメらしく床をピョンピョン跳ねて移動できるようになったんです!

豆さん夫婦も僕がピョンピョン走り回っていたらとても喜んでくれたし、タオルを敷いてくれた日が、僕のスズメデビューの日になりました。

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タオル敷きの難点は、僕は時々ウンチを踏んづけて、足やお腹にくっつけて過ごしている時があることです。

だからタオルの上(皿巣の上も)にウンチが落ちていたら豆さん夫婦はこまめにティッシュで取ってくれます。

初めは木綿の使い古しのタオルでしたが、タオル地が爪に引っかかったり、毎日の洗濯が大変だったりしたので、今はマイクロファイバーのタオルです。

汚れがつきにくいし、水洗いで汚れが落ちるし、少し厚手だし、早く乾くし、メーさんにも僕の足にもやさしい素材で気に入っています。