僕はスズメ、人と暮らしています

足の不自由なスズメ の「キリン」と、初めてスズメと暮らすことになった「豆さん夫婦」の試行錯誤な日々を、スズメの目線で綴っています。

スズメのマッサージ

僕とメーさんのスキンシップ、始まりは「僕を室内放鳥してもまた手に戻ってくるようにするため」でした。

室内放鳥は2週間ほどで打ち切りになり、それから1ヶ月半ほどの間、僕は一人鳥カゴで暮らしました。

二回目のスキンシップは「僕の換羽(とや)のストレス解消」で始まりました。

2ヶ月ほどで換羽 も終わりましたが、その間に僕とメーさんの信頼関係は強まったように思います。

 

僕が他の生き物と触れ合えるのは、メーさんとのスキンシップだけだったから、手のぬくもりやメーさんのマッサージは僕を安らかな気持ちにさせてくれました。

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でも捕まえられるのは怖いので、メーさんの手が僕を捕まえにきたら僕は「チュンチュン(来ないで)!」と大声で鳴いて、身構えて、口を開けて、時にはクチバシをパチパチ鳴らして威嚇して、僕の虫の居所が悪い時はメーさんの手に噛み付いたりして、その後はひたすら逃げ回って砂場に隠れたり、大騒ぎでした。

 

その頃の スキンシップは、2・3日に1回くらいでした。

メーさんの手の中で僕が幸せで寝ている間、メーさんはずっと僕の後頭部や首や喉や胸を優しく撫でていてくれました。 

爪切りや怖いことがあって僕が暴れた時も、その後で必ず優しく撫でてくれて僕を落ち着かせてくれました。

僕を抱くときには必ず僕の足をメーさんの指で支えてくれました。僕は足が宙ぶらりんで踏ん張れないと少し不安になるからです。

体を撫でてくれていて気持ちがいい時は、僕の足の指は伸びているし羽根は膨らんだままですが、少し緊張したり目が覚めてくると、僕の羽根はピタッと身体につて、メーさんがマッサージしてもフワフワになりません。

そうなったらメーさんは手を鳥カゴの中に入れて、僕が皿巣に戻りたくなった時に、いつでも飛んで戻れるようにしてくれました。 

          

ここ最近(2016年になってから)は、メーさんは毎朝マッサージをしてくれます。

今でもメーさんに掴まれるのは怖いので、すぐにメーさんの手の中に入るわけではありません。

でも以前とは違って、小さい声で「チュピーピーピー(嫌だな、嫌だな)」と鳴いて、少し逃げ回って、メーさんの手が僕を掴もうとする時「僕はどうすればいいんだろう…」とメーさんの目を見つめるんだ。

するとメーさんは「怖くないよ」と優しく声をかけながら5秒ぐらい僕を見つめて、ゆっくり僕のお腹の下に手を回してきて、そっと僕を抱き上げるんだ。

そして3秒後には、僕はメーさんの手の中で寝てしまうんです。

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