僕はスズメ、人と暮らしています

足の不自由なスズメ の「キリン」と、初めてスズメと暮らすことになった「豆さん夫婦」の試行錯誤な日々を、スズメの目線で綴っています。

鳥カゴ暮らしか、室内で放し飼いか?!

初めにお断りですが、これは僕と豆さん夫婦の場合の話です。

スズメさんが、どこでどういう形で過ごすのが幸せなのかは、それぞれ違うと思います。

皆さんとお友達のスズメさんの場合は、僕の話とは違った関係が生まれていくことでしょう。

 

僕は、完全に鳥カゴの中で生活しています。

豆さん夫婦がそうしている理由は3つあります。

1つは、僕がホテルに行った時のためです。

家では自由に飛び回っているのに、ホテルに行ったらずっと鳥カゴの中にいるのでは、可哀想だと思っているらしいです。

なるべく自宅にいる時と同じように、ホテルでも過ごして欲しいと思っているみたいです。

 

2つ目は、縄張り意識のためです。

実は僕は男の子か女の子かわかりません。

もし僕が男の子なら、自分の縄張りを守ることにこだわるでしょう。

室内放鳥していたら、僕が自由に飛び回れるところは全て僕の縄張り、僕のお家になります。

僕は自分が安心して暮らすためにいつも目を光らせて、お家の見回りをして、気に入らない何かが入ってきたら追い出さないといけません。

そのためには、つついたり蹴ったり噛みついたり、攻撃しないといけないかもしれません。

それは少しだけ僕にとってストレスだったりもするのです。

幸い僕の縄張りは鳥カゴの中だけで、ここに入ってくるのは豆さん夫婦の手だけです。

今の僕は、鳥カゴの中では本当に安心して過ごせているんです。

 

最後の1つは、僕の安全のためです。

同じ部屋で暮らすようになると、僕は豆さん夫婦を「自分の仲間で、お友達」と思うだろうし、「この場所は安全な場所」と気を許してしてしまうでしょう。

でも、僕と人間では体重が何十キロも違うんです。

僕は人から見たら気配を消してしまうことも簡単だし、どこにでも頭をつっこむし、僕が隠れている本棚の隙間に急に本が入ってくるなんて思いもしないし、暖かいこたつぶとんに潜り込んで寝てしまうこともあるし、まさかその上に人が座りこむなんて思いもしないんです。

それに、ガスコンロや扇風機やストーブ、熱いヤカンなども事故の元です。

実際、僕はメーさんの手から抜け出して、ガスコンロに降り立ったこともあります。

幸いコンロは冷えていたのでは大事には至らなかったけど、メーさんはヒヤヒヤしたようです。

子供の時に本棚の後ろにはまり込んで一晩抜け出せずに過ごしたこともあったしね。

気をつけていても、小鳥さんと人間のこういう事故は室内放鳥にはつきものなのです。

 

豆さん夫婦は、僕を自由に飛ばせたいと思っているみたいですが、こんな理由で僕は鳥カゴ暮らしを続けています。 

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鳥カゴ暮らしを続けることで、僕の生活は全て豆さん夫婦に頼りきっていて、豆さん夫婦と僕の関係はいつまでも親子です。

豆さん夫婦は少し大変みたいですが、僕が「誰か来て!」と呼んだら豆さん夫婦が来て餌をくれるので、僕はいつまでも甘えん坊のままです。

僕が「寂しい。甘えたい。」と囁いたら豆さん夫婦が寄り添ってくれます。

僕は鳥カゴの中にいてもいつでも豆さん夫婦の姿を探しているし、豆さん夫婦がこっちを見てくれたら甘えた声で「ピチュピチュ」鳴いて、嬉しくてブンブン飛んでアピールしてしまうんです。

いつか僕が、豆さん夫婦を頼りにせず、自立して生活したいと思い始めたら、僕たちの関係は変わっていくんだろうなぁ。

そうなったら、その中で、またいい関係を築いていけたらいいなぁ、って思っています。