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僕はスズメ、人と暮らしています

足の不自由なスズメ の「キリン」と、初めてスズメと暮らすことになった「豆さん夫婦」の試行錯誤な日々を、スズメの目線で綴っています。

豆さん夫婦のスズメ語

スズメについて 豆さん夫婦の話

僕たちスズメは群れで行動することが多いしおしゃべりが大好きです。

でも僕は独りぼっちなので、寂しくならないように豆さん夫婦は僕のそばを通る時には「チュンチュン」「チリンチリン(僕の名前「キリン」がスズメ語に訛っている)」と声をかけてくれます。

メーさんは外のスズメの様子から、「チュンチュン」鳴くのは群れが落ち着いた状態でみんなでおしゃべりしている声だと考えたようです。

僕が車に乗って病院に行く間も、怖がっている僕を励ますためにずっと「チュンチュン」言ってくれていました。

 

メーさんが一日中「チュンチュン」言っているものだから、マーさんも「チュンチュン」言うのが口癖になってしまいました。

ある時、自転車に乗っていてもう直ぐ家だと思った途端に鼻歌のように「チュンチュンチュン」と言ってしまい、近くを歩いていたおじさんに怪訝な顔で振り返られたそうです。

マーさんは本当は優しい人なんだけど、外ではいつも怖い顔をしていて笑顔一つない人が、「チュンチュン」言いながら自転車に乗ってそばを通ったら、誰だってビックリしますね。

マーさんは「もう直ぐ家だと思ったら油断した。不覚不覚。」と言っていました。

マーさんも仕事から帰ってくると一番に僕のところに来て「チリンチリン」と言ってくれます。

 

僕は他にもいろんな声を出すので、その度にメーさんは僕の声を真似してくれます。

僕は仲間とおしゃべりしているみたいで、少し落ち着きます。

メーさんは今は家にいることが多いので、長い時間を僕と同じ部屋で過ごしています。

一緒に過ごして、同じような声を出しているうちに、最近では少し僕の言葉を分かってくれているみたいです。

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