僕はスズメ、人と暮らしています

足の不自由なスズメ の「キリン」と、初めてスズメと暮らすことになった「豆さん夫婦」の試行錯誤な日々を、スズメの目線で綴っています。

広い部屋で遊ぶ、そして水浴び

僕は自由に飛べるけど、足で物をつかむことができないので、傾いているところでは立っていられません。

平らでもツルツルしているところではバランスが取れなくて、うずくまってしまいます。

それでもピアノの上には面白そうなものが沢山あるから、歩いて回って一つずつクチバシで突いて確認したんだ。

僕が遊べるように古ぼけたヨレヨレの木綿の帽子も置いてくれてて、上に乗って毛づくろいしてみたり、こっそり中を覗いたりもしてみた。

特に気に入ったのはアナログの目覚まし時計です。

だっていつら突いても取れない黒い棒がチクチク動いてるんだもん!

疲れたらお気に入りの背高本棚の上に飛んで行ってお昼寝したり、餌場に行ってミックスシードを食べることもできました。

 

餌場の話をしましょう。

餌場になっていたのは、350ccの缶ビールが12本くらい入った詰め合わせの箱です。

底にフリースが敷かれて、その上にタオルが敷かれて、その上にミックスシードと、庭の南天の小枝と、水が置いてありました。

僕はあまり水は飲みたくなかったけど、メーさんは僕に水を飲ませたくて仕方なかったみたいです。

いつでもどこでも水が用意されていました。

でも僕が水場に足を突っ込んで体が濡れてしまうことも心配していて、この餌場の水場は直径が3.5cmくらいで、深さが5mmくらいの「牛乳瓶の蓋」だったんです。

ある日そこに足を入れてしまった僕は、自分でも気づかないうちに、本能のままに、腰を落として羽根をブルブルさせちゃったんだ。

それも一回ではなく、何回も......

もちろんメーさんに見つかっちゃった。

メーさんは直ぐに本物の水入れを持ってきて餌場に置いたよ。

メーさんは僕を無理やり水につけるようなことはせず、じっと見守ってくれてた。

僕が一人でお風呂に入れるようになった記念の日は、僕がここに来てから約1ヶ月経った頃でした。          

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                餌場に降りて