僕はスズメ、人と暮らしています

足の不自由なスズメ の「キリン」と、初めてスズメと暮らすことになった「豆さん夫婦」の試行錯誤な日々を、スズメの目線で綴っています。

スズメの掴み方

鳥カゴの中で僕がメーさんの手に乗ってミルワームを食べるようになっても、メーさんは絶対にミルワームで僕をおびき寄せて捕まえようとはしなかった。

だから僕は徐々にとメーさんは怖いことをしない人だって思えるようになっていったんだ。

 

メーさんが僕を捕まえる時は、砂箱が外され、皿巣が外され、逃げ場をなくしてからゆっくりと両手で僕を追い詰めていって両手で掴むんだよ。

 

スズメは上から黒い影がやってくるとカラスや猛禽に襲われたと勘違いしちゃうのでとても怖いんです。

そして安全かどうか確認できないものが近づいてきたら、とにかく羽ばたいて逃げようと思います。

最近ではメーさんもその事が分かっていて、僕に両手を見せて僕が落ち着くのを待ってから、ゆっくりと僕を鳥カゴの隅に追いやって、ソーッとお腹の下に手を回してきて僕をつかみ上げてくれるんです。

でも初めの頃はメーさんも失敗することが多くて、僕につつかれたり、僕が勝手に飛び出してしまったりしてました。

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            「怖いんだもん、あっちに行って!」

 

両手で優しく掴んでくれても、僕は暗いところが怖いのでジタバタ暴れてしまう。

そんな時は指の間から頭を出してもらうと安心します。

羽根で覆われてふっくら見えるけど僕たちの体はとても小さくて、肩関節はとても柔らかく動くし、羽根は滑らかなので、頭を出した隙間から体をよじりながら外に飛び出すのは案外簡単なことなんです。

手の中からスルスルと逃げ出しそうになったからって、足や尾羽を握りしめて捕まえようとはしないでね。取り返しのつかない怪我をしちゃうかもしれません。

そんな時には「ウナギを捕まえるように、右手から逃げそうになったら左手をその前に、左手から逃げそうになったら右手をその前に出して」僕を握ってください。

と言っても、僕の動きは素早いから、一旦逃げると決めたらそう簡単には捕まらないけどね。 

僕たちにとって捕まえられることから逃げようとするのは本能なので、長い時間をかけて信頼関係を築いてくださいね。