「ヨッシー先生も言ってたでしょ!僕はチビッ子だけど飛べるんだよ」
メーさんは鳥カゴの掃除をするときに、時々僕をダンボール箱に移していました。
メーさんはこの頃はまだ僕を捕まえるのが下手だったので、ある時僕は逃げ出してみた!
パタパタと華麗に飛び立ったつもりだったんだけど、1メートルくらい離れた床にフラフラと軟着陸しただけだった。
すぐにメーさんは僕をダンボール箱に入れてから、「飛んだ、飛んだ!すぐ落ちたけど…」とマーさんに報告していたみたいです。
そんなことがあってから、僕はダンボール箱の中からでも隙があれば逃げ出すチャンスをうかがうことにした。
実際、何回かは飛び立つことに成功して3メートルくらいは飛べたんだよ。
そして僕が夢中になったのは、止まり木として入っていた2本の南天の枝の間を飛び移ることです。
僕の親指は左右とも前に曲がってしまっていたので、枝を掴むことはできなかったけど、運良く中指が小枝に引っかかってくれたら枝に乗っていることができました。
やっぱり枝に止まるのは気持ちが良いね。
何回も何回も枝から落ちたけど、そんなことを繰り返すのが僕の翼のトレーニングだったのかもしれません。
そして鳥カゴの中の皿巣が上に移動されたのはこの頃です。